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  • Yanagisawa Shizuma

2021年まとめ

 今年は様々なことのあった年で、なかなかに忙しい1年でした。昆虫館業務としてはコロナに関することで大幅に内容が変わり、見直しと改善を多く行えたのではないかと思っています。研究としては短報共著含めて8本の論文を出しましたが、当初の目標であった10本には及ばずでした。投稿中のものも含めると11本なのですが、来年はもう少しペースを上げていけたらと思います。個人的にうれしかった出来事としては、全国昆虫施設連絡協議会の矢島賞奨励賞をいただいたことと、ナショナルジオグラフィックに取り上げていただけたことです。初の受賞歴となった矢島賞は、エメラルドゴキブリバチの飼育方法についての発表を評価していただきました。ナショナルジオグラフィックは、2021年でもっともよく読まれた記事になったようで、多くの方に研究やゴキブリについて知っていただく機会になったと確信しています。

 今年1年の振り返りとして、月ごとにあった出来事でもまとめてみようと思います。


1月

・磐田市教育長に2020年論文の報告

・昆虫食倶楽部講演会


2月

・ブログ毎日更新開始


3月

・ゴキラボ『昆虫採集にゴキブリはいかが?ゴキブリストに聞いた捕まえ方のコツ』掲載

・ゴキラボ『「ゴキブリ展G」ーゴキブリの知られざる魅力にハマる!かも』掲載

文一総合出版webマガジンBuNa『新種ゴキブリ発見への道のり~アカボシルリゴキブリとウスオビルリゴキブリ~』掲載

ほとんど0円大学『日本から35年ぶりに新種エントリー! ゴキブリの概念を覆す美麗種、ルリゴキブリ』掲載


4月

・ゴキラボ『GKB48総選挙予想も!2020「ゴキブリ展3」取材レポ』掲載


5月

・ゴキラボ『世界の綺麗・かっこいいゴキブリ16選!ルリゴキブリ/グリーンバナナローチなど』掲載

・ゴキラボ『フィルムケースとノムラホイホイでゴキブリ採集に挑戦!in竜洋昆虫自然観察公園』掲載

磐田市の広報誌広報いわた『ゴキブリに注ぐ愛は無限大 柳澤静磨さん』掲載


6月

宮古島からの新種ゴキブリ記載論文『A new species of the genus Eucorydia (Blattodea: Corydiidae) from the Miyako-jima Island in Southwest Japan』が日本動物分類学会発行の『Species Diversity』に掲載

・中日新聞『宮古島で新種ゴキブリ 竜洋昆虫自然観察公園・柳沢さんら発見』掲載

・読売新聞『光沢ある青い体と鮮やかな模様 沖縄の新種ゴキブリ2種、「緊急指定」に』掲載

・南日本新聞『国も認めた「美しいゴキブリ」 沖縄・宮古島で新種発見』掲載

・ゴキラボ『動画レポ GKB48にガチ恋!?「THE・ゴキブリ展~ときめきの、その先へ~」』掲載


7月

・静岡新聞『新種ゴキブリ発見 磐田・竜洋昆虫自然観察公園の柳沢さんら』掲載

・豊橋市自然史博物館の企画展『世界は昆虫であふれている』にゴキブリの標本・写真提供

・宮古島のルリゴキブリ記載論文が『Species Diversity』誌で6月に最も読まれた論文に

・科学新聞『南西諸島の新種ゴキブリなど3種 緊急指定に』掲載

・リピックブック出版『昆虫館はスゴイ!』出版(一部執筆)

・『与那国島初記録のゴキブリ類2種類』が琉球大学資料館の発行する『Fauna ryukyuana』誌に掲載

・『 八重山列島波照間島初記録のゴキブリ類2種』が琉球大学資料館の発行する『Fauna ryukyuana』誌に掲載


8月

・タイからの新種ゴキブリ記載論文『A New Species of the Genus Eucorydia (Blattodea: Corydiidae) from Chiang Mai in Northern Thailand』が日本動物分類学会発行の『Species Diversity』誌に掲載

・Yahoo!ニュースに『また新種 56年前のゴキブリ標本』掲載

・SBSラジオ『Going my west』にゴキブリ3種目の発見のお話をしに出演

・『エメラルドゴキブリバチの飼育方法について』という論文が全国昆虫施設連絡協議会発行の『昆虫園研究』誌に掲載

・BE-PAL 9月号『きれいでおもしろいゴキブリの世界』掲載

・中日新聞『ゴキブリストに聞く 奥深い「G」の世界』掲載

・朝日新聞『新種を続々発見 嫌われ者に魅せられたゴキブリハンター』掲載

・沖縄県立博物館・美術館で開催の『みんなの進化展』にゴキブリ写真の提供


9月

・長野県の須坂市動物園で開催の『身近な生き物展』にゴキブリ写真の提供

・日本昆虫学会第81回大会の小集会「多新翅類を語る会:今がアツい、ゴキブリ特集」で『新顔ゴキブリのはなし』発表

・東京都の中学校で『標本はなぜ必要か』というタイトルで分類学についてから博物館における標本保管の重要性についてのオンライン授業実施

・Science Japanのwebサイトに『Three species, including a new species of cockroach, found in the Nansei Islands are designated as "Critically Endangered Species."』掲載

・文響社出版の『昆虫 No. 1図鑑』にゴキブリ写真の提供


10月

・朝日小学生新聞『あの虫を深~く探求「ゴキブリスト」』掲載

・波照間島からルリゴキブリを初記録した論文『波照間島からのルリゴキブリEucorydia yasumatsui Asahina, 1971 の初記録』が琉球大学資料館発行の『Fauna Ryukyuana』誌に掲載

・ナショナルジオグラフィック日本版の11月号『おなじみの"害虫"だけどカラフル』、『大嫌いだけど、大好きな昆虫』掲載


11月

・ナショナルジオグラフィック日本版web『日本でゴキブリの新種3種が見つかる、保護へ』掲載

・国立科学博物館発行の自然と科学の情報誌『milsil』の通巻第84号にアカボシルリゴキブリの写真を提供・関連した記事が掲載

・全国昆虫施設連絡協議会で発表した『エメラルドゴキブリバチの飼育方法について』が矢島賞の奨励賞を受賞


12月

・BRUTUS 珍奇昆虫『なぜか人気急上昇!? ペットゴキブリのすゝめ』掲載

・人間環境大学にて『「嫌われもの」を通して伝える生物多様性と保全~ゴキブリの新種記載・保全・展示について~』という講演会実施

・東京大学出版会出版の『ゴキブリ 生態・行動・進化』にベニエリルリゴキブリの写真提供

・人間環境大学にて『「嫌われ物」を通して伝える生物多様性と保全~ゴキブリの新種記載・保全・展示について~』というタイトルで講演会を実施

・『石垣島から得られたカノモリゴキブリSymploce furcata (Shiraki, 1931) の追加記録』が琉球大学資料館の発行する『Fauna ryukyuana』誌に掲載

・ナショナルジオグラフィック日本版webに掲載の『日本でゴキブリの新種3種が見つかる、保護へ』が2021年最もよく読まれた記事に

・西表島からの新種記載論文『Periplaneta kijimuna sp. nov. (Blattodea: Blattidae) from Iriomote-jima, Japan』が日本昆虫分類学会の発行する『Japanese Society of systematic Entomology』誌に掲載


 こう列挙してみると、年の後半に様々なイベントがあったことがわかります。1月2月は、もっといろいろとやった気がするのですが、スケジュールにメモをしていないので思い出せませんでした。昨年のウスオビ・アカボシ論文の時もそうでしたが、やはり新種記載以降は様々なメディアからの取材が増え、取り上げていただけることが多くなりました。今年は宮古島からベニエリルリゴキブリEucorydia miyakoensis、タイのチェンマイからイツツボシルリゴキブリEucorydia asahinai、西表島からアカズミゴキブリPeriplaneta kijimunaと、合計3種の記載を行うことができました。来年は研究にもっと力を入れつつ、講演会なども積極的にお受けしていけたらと思っています。また、来年中頃には大きなお知らせが5つ~7つほどできそうなので、これについても十分力を注いでいけたらと思います。

 改めまして、本年は皆様に大変お世話になりました。来年も相変わらずゴキブリばかりになりますが、精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


 それでは、よいお年を!


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