Yanagisawa Shizuma
ルリゴキブリ属の非有害判定
更新日:2022年7月31日
※こちらは前ブログから引き継いだ記事になります。
2018年10月頃、Eucorydiaの輸入について名古屋植物防疫所中部空港支所に問い合わせ、有害か非有害かの判定を依頼していました。
その後2018年12月4日に非有害判定受け取り、植物検疫を通過すれば合法的にルリゴキブリ属を日本に輸入することができるようになりました。今まではEucorydia purpuralisのみ非有害認定(しかもpurpuralisはdasytoidesのシノニムとなっています)でしたが、今回の属での申請でルリゴキブリ属丸ごと非有害認定となりました。

私も申請は初めてのことで、知人にいろいろ聞いた結果思い切って名古屋の出張所に電話し、そこで「Eucorydiaの輸入をしたい」旨を伝えると、属レベルでの判定には時間が掛かるということとなにか判定につかえる論文を知らないかと尋ねられました。詳しく記載されている論文を伝えると、それでは判定した後に連絡します、と判定をお願いすることができました。 市場に流通しているゴキブリ類には植物防疫法で未判定となっている種が多くあります(僕も知らずに飼育しておりましたが、判明後冷凍にて処分いたしました)。当然、無知であった僕に原因があるのですが、同様にショップに出ているからと言って何も考えず購入してしまう方も多いかと思います。これについては様々な方の多様な意見があるかと思いますが、ここでは言及しません。あくまで僕の場合は今後ゴキブリ飼育・研究に関わる方々やその可能性のある子供たちの迷惑にならないように未判定種は扱わないとし、処分を行った次第です。