Yanagisawa Shizuma
ヨロイモグラゴキブリ Macropanesthia rhinoceros
更新日:5月8日

ヨロイモグラゴキブリ Macropanesthia rhinoceros Saussure, 1895
【飼育難易度】 ★★★★★ とても容易
【別名】 なし 【成虫の大きさ】 約60~80 mm
【推奨ケースサイズ】 45×25 cm以上 【繁殖様式】 卵胎生
【セット例】 F 【プラ壁面歩行】 壁面は歩行できない
【分布】 オーストラリア
【メモ】
世界最重量のゴキブリです。全体赤褐色で体表は非常に堅く、ヨロイという名はまさにといった感じですね。ユー カリ・アカシアなどの混交林の地中に穴を掘り、そこにエサとなるユー カリの落ち葉を引き込み生活をしています。穴を掘るために前肢は平たく太いトゲが発達していて、モグラの前足のようです。 成虫は幼虫と長い期間、共に生活をします。亜社会性。巣穴に外敵が侵入すると腹部を入 り口に向け、頑丈な体で巣穴を塞ぎながら徐々に後退して外敵を巣穴から追い出す行動をします。この行動は巣穴を再現したケースで飼育すると観察できるので、気になる方はぜひやってみてください。
難しいイメージのある方もいらっしゃるようですが、飼育自体は簡単です。エサはユーカリだけではなく、昆虫ゼリー、カシワやコナラなどの落ち葉、ニンジン、マウスフードなどもよく摂食します。寿命は10年以上あるようで、長く付き合えるゴキブリです。

ヨロイモグラゴキブリの生息地(オーストラリア・ケアンズ)

ヨロイモグラゴキブリが得られた巣穴(オーストラリア・ケアンズ)

前肢は穴を掘りやすいように発達している(飼育個体)

雌雄の見分け方(飼育個体)
確実なのは腹部末端 節が多く見えるのがオス