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  • 執筆者の写真Yanagisawa Shizuma

ゴキブリの生態系内での位置

 ゴキブリは嫌われ者ではありますが、生態系では分解者として活躍する重要な存在です。


 ゴキブリは主に一次消費者と分解者の役割を持っています。特に、朽木を食べて生活しているオオゴキブリの仲間や、枯れ葉をよく摂食するマダラゴキブリの仲間など、多くのゴキブリは分解者として大きく活躍しています。


 上の図は教科書などでよく用いられる生態系三角ピラミッドです。イラストがうまくないのはお許しください。

 ゴキブリは一次消費者と分解者に含まれるというお話は先ほどもしましたが、三角ピラミッドでいう土台の部分にいるゴキブリたちがいなくなってしまうとバランスが崩れ、当然その上に位置する生き物や人間の生活にも影響が出てきます。「ゴキブリなんて滅びてほしい」ということをおっしゃる方もいるようですが、ゴキブリは私たち人間の知らないところで活躍しており、私たち人間の生活を送る上でも欠かせない存在です。滅びてもいいなんてかわいそうなことは言わず、「おうちには入らないでほしい」くらいに留めておいていただけると嬉しいです。私の恩師が以前「滅びてもいい種なんていない」とおっしゃっていましたが、まさにそのとおりで、ゴキブリも滅びていいはずなんてないのです。

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